2005年08月05日

亡国のイージス

今年は、終戦後 60年の節目である。それを意識してか、今年は戦争フィクションの映画が多い。
先だって上映された「ローレライ」「戦国自衛隊1549」も見事な出来ばえで、かなりのヒット作となった。
 
節目といえば、松竹も創立110年ということだ。
この作品も、自衛隊全面協力の下で、なかなか良い仕上がりの大作である。徹頭徹尾、緊張感がピーンと張り詰めている。
息もつかせぬ空気がスクリーンから伝わってくる。
 
有事には、敵と味方、食うか食われるかの状況になるのだ。
快楽からはまったく程遠い世界である。
画面いっぱいに映し出される血糊は、ダークな艦内の色調と対比され、
よけい鮮やかに見える。凄惨さの象徴として十分すぎた。
 
 
主役・準主役級出演者は、二代目俳優のいい男が多い。
父親のシブサDNAをきちんと受け継いでいる。雰囲気が皆いい。
 
          父        
中井貴一 → 佐田啓二    
佐藤浩市 → 三国連太郎  
寺尾 聰  → 宇野重吉    
 
もちろん、真田広之も、いい男だ。
彼の場合、ひげをそると途端に人間味あふれ、表情豊かな人情家になる。
中井貴一が演じるヨンファ役が、無表情で不気味な冷血漢なのと好対照である。
 
しかし、どちらも基本に流れているのは何かを守りたいという思想で、そういう点では共通している要素がある気もした。
 
 
平和の有難味をなかなか感じとれないでいる現代人に、この映画は、警鐘を鳴らしていた。この意味でも秀作だった。(626836)


su8966 at 15:36│Comments(3)TrackBack(0)映画 

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この記事へのコメント

1. Posted by Mad Money   2006年07月29日 22:34
5 Good idea :(
2. Posted by Manhattan Island   2006年09月28日 09:41
5 Good idea!
3. Posted by Samsung Televisie   2006年10月10日 15:52
5 Not really new :(

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