2005年08月08日

「亡国のイージス」での中井貴一

彼は、映画の中で、明確でしっかりとしたイデオロギーを持っている人間を見事に演じきっている。
一般に、このタイプの人は目的完遂のためには、手段を選ばないことが多い。彼の場合も、無表情に、脇目も振らず、ただひたすら目標に向かって突進していくのみなのだ。
 
彼のニヒルな面が多分に功を奏している。このような集団のリーダーたるものは、隙を見せない。時には、恐怖感で統率しようとする。
 
部下のためなら、土下座でも何でも自分のみを呈して守ろうとする
真田広之とは対照的だ。
 
この「好対照」が映画を完璧なまでに盛り上げていくのだ。
 
話を元に戻す。
見ようによっては無国籍にも見える風貌も味方をした。
(金城武ほどではないが・・・)
日本人だと思わせといて、実はそうでないというサプライズは、進行上大事なことである。これも、難なくクリアできたのは彼ならではだ。
 
 
昔は、姉である中井貴恵の妹として、彼を見ていた方が強かった自分である。
 
しかし、もはや日本を代表する男優であると皆が認めるところだ。
今や、 脂の乗り切った40代である。
日本を舞台にした新007の製作が予定されていると聞く。
このようなハードボイルド映画に出演してほしいものだ。
 
ライバル?の渡辺謙がバットマン5で無国籍キャラを演じているように、
同様に国際派俳優へのステップアップを願っている。


su8966 at 07:27│Comments(2)TrackBack(0)映画 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by margaret@hotmail.com   2007年04月27日 10:36
numbness penis
2. Posted by larra@aol.com   2007年05月23日 10:20
cheap viagra

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔