2005年09月27日
大奥 華の乱
フジテレビの木曜10時に、あの大奥シリーズが帰ってくるといって嬉しくなった。
この枠は、白い巨塔や電車男などフジテレビが最も心血を注いでいる枠といっても過言ではない。期待が出来る。。
大奥・・・それは言わずと知れた女の園だ。
とりもなおさず世継ぎを確保するという重大な任務を担ってきたわけだ。
貴賎を問わず、将軍のお目にかなえば城内に召しかかれる。未婚既婚問わない。有無を言わせないのだ。
人身売買がごく当然に行われていた時代(驚くべきことに明治まで政府公認だった。)には、身分の賎しいものにとっては最高の名誉でもあったのだ。
さて
最初のシリーズの内容は、菅野美穂演ずる(天璋院)篤姫が政略結婚するものであった。薩摩藩は時の権力に取り入るのが上手である。しっかりと第13代将軍の正室に据えるのには成功したのだ。計算違いはあった。将軍たちが急死してしまうのだ。
篤姫は、故郷鹿児島を思う時、可愛い鹿児島弁を話すのであった。
恋仲になっていた原田龍二扮する東郷克顕も鹿児島弁男言葉を上手く話した。
相思相愛なのに、引き裂かれるという不条理さに涙した。時代は冷酷であった。
(余談であるが、原田は後に「ホタル」で再び鹿児島の漁師を演じている。
鹿児島に縁の深い男優である。)
今回のシリーズは、元禄時代が舞台だ。華やかなりし時代で舞台衣装も派手らしい。
小泉バブルと言われる近年であるから、意外にタイムリーなのかもしれない。
毎週この番組を楽しみにして見ることにしたい。