テレビ

2005年09月15日

NHK「ファイト」

早いもので、この連続ドラマも、あと二週間余りとなった。

始まった当初は、不幸の連続でどうなることやらと、気を揉んだ。
もがけばもがくほど泥沼に入ってしまう生き地獄に、ヒロイン優は毎日涙を流しつづけるしか方法がなかったのだ。

並みの人なら、ここでふて腐れてしまうであろう。

従来型連続ドラマのヒロインならば、目標がしっかり定まっているから、それをバネに乗り越えていけるのは、当然と言えば当然だ。

しかし、このドラマはそれとは範疇が異なるようだ。

災難が降り注ぐ時期には、彼女の目標はまだなかったのである。
自分の進むべき道を模索している最中だった。ひたすら、支え役に徹していたのだ。

馬の仕事が好きだと言うのは、間違いないだろう。
だが、どうしても刹那的に思えてしまうのだ。意地悪な見方であろう。承知の上だ。
サイゴウジョンコと太郎がいたから、そうなったのか?でも両方をを失った時、どうなるのか?もう詮索するのはやめよう。


このドラマは、「家族愛」をテーマにしたものと考えるといいような気がする。
それぞれの人間が抱える問題を解決するのは、家族なのだ。頼もしい限りである。決して、相手を責めることなく暖かく許容するのだ。

ここに、現代の求めた家族の理想像が、はっきりと見えた気がする。

 

【番外篇】
ノリピー演じる木戸亜沙子は、毎朝の楽しみであった。
このようなささやかな快楽が大事だと痛切に感じた。



2005年09月07日

酒場放浪記 その3

今週から、新シリーズが始まった。
昨日は、台風による停電で、録画が出来なかった。いずれ、再放送があるとはいえ口惜しい気もする。

今日は、吉祥寺の「豊前」であった。

大衆酒場は、ガード下にぽつんと店を構え、中は常連さんが詰めているのがいい。昨日のムッシュかまやつ氏によれば、ある店の客層はそのまま年齢が上がり世代交代が進まないことが多いという。これに、うまく乗れなければ、店の寿命が尽きるということになろう。

居酒屋で、居心地のいい店は寿命が長い。常連さんも、新顔を暖かく迎えてくれる度量があるのだ。「豊前」はそんな条件を全て満たした雰囲気のある店だった。


昨今、居酒屋のチェーン店化が進んでいるらしい。
しかし、全国各地同じメニューで同じ味という金太郎飴、ワンパターンの方向に進むのはどうかと思う。

客層の大部分を占める世代=がんがん飲み食いする層(20から40代)は、ファミレスやコンビニ、ファーストフードチェーンにどっぷりと浸かって育った世代だ。

彼らは、よほどの酒場マニアでない限り一人で家族経営の大衆酒場に行くことはない。おじちゃんが一人ぶらりと行動するのとは違う。おじちゃん世代になると、出不精になり健康管理に励み節酒する傾向もあるのだ。

しかしである。年をとっても酒を飲む人種は、酒を飲む意義が分かっているのだ。
酒を飲むと、世界が変わるんだよ。酒場が遊園地に、修行の場に・・・・



2005年08月17日

最近の「ファイト」

ある程度、予想はしていたがNHK連ドラ「ファイト」の展開が遅い。
前半から後半にかけてダイナミックなイベントが目白押しだったことを考えたら
新幹線から鈍行列車になったようなものだ。
出演者は、みんな良い味を持っていることは初めから実証済である。
木戸家にいろいろな災難が降りかかった時には、みんな一致団結していた。
見ているほうも何か応援したい気持ちに駆られた。

残念ながら、先週から今週にかけてはかったるい。

時間延ばしか、先週のまとめを冒頭に持ってくるとか、サイゴウジョンコの歌を最後に
持ってくるのは、製作側もネタ切れだと認めているようだ。
あまりいい気はしない。

優と太郎の恋愛成就、サイゴウジョンコの中央デビュー…
今までの連ドラ「わかば」「まんてん」と同じエンドでは何か物足りない気がする。


su8966 at 10:48|この記事のURL

2005年08月09日

再び、NHK連ドラ 「ファイト」

この番組のエンジョイ法はいろいろあるだろう。
ノリピーを中心に見る少々うがった方法で見ているぼくだ。
 
彼女のコスプレと表情を楽しむ。
 
最初は、何不自由ない主婦(エプロン姿)として登場する。
その姿は、彼女本来の明るさも幸いして、眩しいほどだ。表情は始終穏やかである。
食事の風景に限らず壇くんへ優しく接する。
優しい母親の表情が、リアルに感じ取れる。
 
 
一家が大変な苦難に陥ってくる。さすがに、彼女も苦悩を感じざるを得ないのだ。
当然、いらいらした表情が多くなる。眉間にしわも出来る。
 
仲居さんの衣装は、専業主婦が社会の荒波に放り出された象徴としても見て取れる。
少しずつ、たくましく生きていく細腕繁盛記のごとくだ。このまま、女将でもなれそうな女の強さを感じた。
 
一方では主婦より女としての自分に気づく。医者との淡い恋心を意識した表情には、
恥じらいある少女の部分も出る。
 
だが、この時期は、ストレスが多いので、笑顔が少ない。
常に不機嫌で暗い表情になっていた。
 
後半に入って、家族への局面がいい方になってきた。バネ工場も再開した。
彼女は作業着姿で、工場で働いている。家庭では元通りの主婦へ。
当然、笑顔でいることが多い。
彼女には、やはり、白い歯と笑顔が良く似合う。癒される。
 
 
今後、もう大きな波風は立たないだろう。
安心して?推移するであろう展開に、どういう楽しみ方をしようか。