落語

2006年04月12日

しぶやライブ館@NHK

昼に、NHKハイビジョンで、この落語番組を見た。たまたまである。

ここのところ、落語からご無沙汰だったが、笑いすぎて涙が出てしまった。
笑いすぎて腹が痛いとはこのことである。

何しろ、おかしいのである。すべてが、面白い。

今日は師弟対決と銘打って、三遊亭圓歌師匠とその弟子三遊亭歌武蔵師匠が競演したのである。

うたむさしまず、歌武蔵師匠からだ。
彼は元力士という変り種であり、海上自衛隊横須賀基地にもいたという経歴がある。

大きな体を精一杯に演目をやってのけた。
お灸というネタで、面白おかしく笑わせてくれた。

 

 

次は、圓歌師匠である。
もう、彼は大御所だから、申すまでもない。昭和一代記を、面白おかしく彼のペースで、ぼくをとりこにしてくれた。

まさに名人芸である。知らない間に、相手のペースに見事に引き込まれている。
乗せられていると分かっていても、心地いいのだ。

すごい、すごいというしかない。

笑ったあとは、すっきりと午後を過ごせたのであった。
また、マメにテレビ寄席番組をチェックしないといけないなぁ〜。



2005年10月06日

古典落語

昨晩「タイガー&ドラゴン」のDVDで、4話分を立て続けに見た。

このドラマは、宮藤官九郎の製作で、長瀬智也(虎)、岡田准一(龍)、西田敏行演ずるどん兵衛が好演し、個性あふれる役者が脇をしっかりと固め、しかも多彩なゲストが出演する。ツボがしっかり押さえられた秀作人情コメディーだ。

ハマってしまった!やばい!

かつて、「ドラマのTBS」といわれた時代には、

「時間ですよ」
「寺内貫太郎一家」

とか、本当に楽しめる娯楽家庭ドラマがあった。

「タイガー&ドラゴン」もこの系譜を見事に継承しているのではと思う。

見終わった後の軽そう状態には似たものがあるのだ。

何故か?
核家族が多数派を占める現代では、どん兵衛一家は見かけることは少なくなった大家族である。。

大勢が食卓を取り囲む中で、自分の意見をストレートにぶつけあったとしても、家族のみんなはちゃんと温かく受け止めてくれるのである。

言い争い、けんかになったとしても後には残らない。
これは、深い愛情があるからこそのなせる業だ。

現代人の求めた家族の理想の姿がそこにはある。


さて、
このドラマは、古典落語をモチーフに、身の回りの出来事を置き換えて進行する。時には、突然江戸時代にタイムスリップさせたり、現代に戻したりするのだ。この演出の妙がなんとも、愉快だ。

古典落語は、やはり面白いと再認識させてくれた。。

さてさて、古典落語撰集の本で、「品川心中」あたりから読み始めることにしよう。