ゴジラ、ガメラ、ガッパ
2006年05月03日
ガメラ・・・小さき勇者たち
朝一の回に、この映画を観た。
映画の先入観というのは、つくづくジャマっけなものだなあと考えてしまった。
この予告編は、前々から観ていたが、どうせオコチャマの子供だまし的なものを連想していた。
これにはしっかり理由がある。
それは、昭和ゴジラで、すっかり擬人化したゴジラがあの有名な「シェー」をしたという過去があるからだ。
当時、テレビに対して危機感を抱いたのかどうか、そんな流れが主流を成し、
観客にそっぽを向かれてしまったのである。
今回の作品は、しっかりしたプロットの元に製作されている。
怪獣映画は、男性が作るものと相場が決まっていそうだが、そうではない。
脚本も、音楽も女性が担当しているのである。
これを男性監督がしっかりとまとめている。
ゴジラ映画とは違い、華やかな俳優や女優が出演するわけでもない、
だからこそ真実味が増すということはあろう。
肝心のガメラは
・・・このフェイスには賛否両論あろう。
ただ、冒頭のシーンでは、怖いガメラとギャオスが出現していることを考えれば
製作スタッフは今回の可愛らしい姿を選択したのであろうから
これはこれでいいと思う。
怪獣シーンには、欠かせない絶叫し、逃げ惑う市民の大群も
名古屋市内のシーンで、エキストラのおかげでリアルな緊迫感があった。
しっかりと、丁寧に、大人から子供まで楽しめる作品に仕上がっていて
面白かった(1353094)
2005年10月29日
大巨獣 ガッパ
日活が総力を挙げて、製作した怪獣ものである。
1967年、84分
のっけから、美樹克彦のテーマソングで始まる。
もう、日活の映画そのものである。
川路民雄、山本陽子、和田浩治、藤竜也・・・まさに美男美女の競演でもある。
ストーリーそのものは、単純明快である。
ガッパの子供を日本に連れて帰ったので、ガッパ夫婦が取り戻しに来る。
ガッパを返したら、親子で飛んで帰るというものだ。
こう書いたら元も子もないが、親子愛で結構泣ける。
舞台は、昭和40年代の関東地方である。
銀座
羽田空港(新東京国際空港)・・・昔のだ。
京浜工業コンビナート
ここをガッパが暴れまわるのだ。レトロな町並みを見るのがいい。
最後も、まさに日活の青春映画らしい感じであった。
日活、日活、日活である!